北陸道ではスリップ事故により約100台滞留も…平年上回る“積雪”に朝から除雪作業 豪雪地帯に住む人も「慣れてはいるが大変」

1月10日、強い寒気の影響で新潟県内では山沿いを中心に平地でもまとまった雪が降りました。高速道路では大型車のスリップ事故により約6時間にわたり100台あまりが滞留するなど交通にも影響が出ています。

1月10日、強い寒気の影響で新潟県内では山沿いを中心に平地でもまとまった雪が降りました。高速道路では大型車のスリップ事故により約6時間にわたり100台あまりが滞留するなど交通にも影響が出ています。

■北陸道で“滞留”も…交通に影響

パトカーに誘導されてゆっくりと走行する複数の車。これは、事故により約6時間にわたり滞留していた車がようやく動き出した際の映像です。

10日午前4時すぎ、新潟市西蒲区の北陸自動車道の上りで、大型トレーラーのスリップ事故が発生。

道をふさいでしまったため、新潟中央JCTから巻潟東ICの間で一時通行止めに。

これにより後続の車100台ほどが約6時間にわたって滞留。NEXCO東日本が簡易トイレや食料・水をドライバーに配布する事態となりました。

また、JRの一部区間でも遅れや運休が発生し、通勤・通学の足にも影響が出ました。

【出勤する人】
「30分くらい早めに出た。家の雪かきとか、電車も遅れているから」

【出勤する人】
「帰りの電車がまた遅れたら嫌だなというのはある」

■平年を上回る積雪…朝から除雪作業に追われる人も

強い冬型の気圧配置の影響で寒気が流れ込み、多くの観測地点で平年を上回る積雪となった県内。

【齋藤正昂アナウンサー】
「午前7時すぎの新潟市中央区。昨晩からの雪が5cmほど積もっています。そして、小学校が近いこちらの交差点では、あちらこちらで雪かきをしている人の姿が見られます」

【除雪をする人】
「皆さんここを通るので、午前7時ちょっと前くらいから(作業している)。雪はちょっと多い」

新潟市中央区では1月10日、平年の4倍以上となる22cmの積雪を観測。

出勤を前に朝から車に積もった雪を取り除く人の姿が見られました。

【除雪をする人】
「いつもより30分くらい早く出るつもり。朝の30分や1時間は結構大事なので、それがちょっと苦痛」

一方、屋根の雪下ろしに追われていたのは豪雪地帯として知られる南魚沼市。大雪に慣れている地域でもやはり除雪作業は…

【除雪をする人】
「重たいからやっぱり重労働。私みたいな年寄りはね、あんまり降ると本当に困る」

午後5時現在の積雪が118cmとなった妙高市でも。

【除雪をする人】
「慣れているといえば慣れているが、朝早いのが大変」

一方、田上町では1人で車庫の周りの除雪作業をしていた74歳の男性が路上で倒れているのが見つかり、運ばれた病院で死亡が確認されました。

上・中・下越の山沿いで11日午後6時までの24時間に最大40cmの降雪が予想され、積雪はさらに増える見込みですが、県は除雪作業は無理をせず2人以上で行うことなど注意を呼びかけています。

最終更新日:Fri, 10 Jan 2025 18:47:23 +0900