新潟県のブランドイチゴ『越後姫』の出荷が本格化しています。去年の夏の暑さの影響で全国的に生育が遅れている中、まとまった収量を確保でき、農家からは安堵の声が聞かれました。
【記者リポート】
「外は寒いですが、ハウスの中は15℃ほどに保たれているということで非常に暖かいです。そして、甘い香りに包まれているのですが、その正体がこちら、赤く輝く越後姫です」
1月14日、柏崎市で収穫されていたのは県のブランドイチゴ『越後姫』です。
JAえちご中越の柏崎・刈羽地区では、越後姫の出荷が去年12月に始まり、1月下旬から2月上旬にかけて最初のピークを迎えます。
【記者リポート】
「とても甘いです!甘さが香りとともに口の中いっぱいに広がります」
【従業員】
「うれしい。結構大きいものが最初のほうはバーッと並ぶ。(収穫体験で)お客さんにもたくさん来ていただき、喜んでもらっている」
収穫を喜ぶ背景には、出荷に至るまでの苦労がありました。
【ファームくじらなみ 小鹿翔子さん】
「夏の暑さが応えている。いつもだったら(収穫が)もうちょっと早い」
今シーズンは秋まで続いた暑さの影響で全国的にイチゴの生育が遅れ、年末には価格が高騰するなどしていました。
【ファームくじらなみ 小鹿翔子さん】
「夏の暑さでうまく植えられるかすごく不安だったが、植えてから順調に育っているので一安心」
JAえちご中越によりますと、次第に収量が回復することからイチゴの値段は徐々に下がる予想で、柏崎刈羽地区での越後姫の出荷量も平年並みとなる見込みです。
【ファームくじらなみ 小鹿翔子さん】
「熟成期間が例年よりちょっと長いので、甘さは十分あると思う。県内の皆さん全員に食べてほしい」
越後姫の出荷は6月下旬まで続きます。
最終更新日:Tue, 14 Jan 2025 18:52:21 +0900