新潟県が少子化対策の一環として今年度始めた事業で、空き家を子育て世帯向けに改修した『こむすび住宅』の第1号となる物件が完成し、1月16日、花角知事が視察しました。
16日、花角知事が視察したのは、県が今年度始めた事業『にいがた安心こむすび住宅』の第1号の物件です。
この住宅は、子どもの事故防止や家族のふれあいなどに主軸を置きながら、空き家をリノベーションしたもので、子育て支援策の一環として、県が販売する事業者に対し、改修費用の一部を補助しています。
【記者リポート】
「台所にはもともと壁があったのですが、壁をとることで、料理をしながら子どもや家族の様子を見ることができるようになっています」
住宅内はリビングなど家族の様子を確認しやすい間取りになっているほか、階段にカーペットを敷き、滑りにくいようにするなど子どもの事故を防ぐ工夫が施されています。
また、乾燥機や食洗機を備え付けるなど家事の負担を減らすための設備も。
知事:「この厚みは?」
事業者:「断熱材を入れている」
知事:「ここの建物はZEHなんでしたっけ?」
事業者:「はい。外側にも断熱材が入っているので壁が厚い」
改修に県の補助を使うことで、販売価格を抑えることにもつながっています。
子育て支援に力を入れている新潟県。
15日は人気アニメとコラボレーションしたプロモーション事業を発表していて、今後はイベントやオリジナル動画の配信などを通して首都圏の若い世代を中心に子育て支援策などを発信する考えです。
今年度の県の肝いり事業の本格スタートに知事も期待を込めます。
【花角知事】
「これが中古のリフォームなのかというくらい新鮮な感じと気持ちよさそうな家だなという印象。安心こむすび住宅の事業にどんどん挑戦される事業者も出てくるのではと、期待できるなと手応えを感じた」
こむすび住宅は1月16日までに28件の申請があり、順次、建設が進められるということです。
最終更新日:Thu, 16 Jan 2025 19:02:06 +0900