沖合約6kmでプレジャーボートの機関室が浸水する海難事故で乗船していた5人を救助 18日から運用開始の『Live118』を活用

1月19日午前、新潟県上越市の有間川漁港の沖合で釣りをしていたプレジャーボートの機関室が浸水する海難事故がありました。この事故で、18日から運用が始まった『Live118』を活用して、乗船していた5人が救助されました。5人にケガはありませんでした。
画像提供:上越海上保安署

1月19日午前、新潟県上越市の有間川漁港の沖合で釣りをしていたプレジャーボートの機関室が浸水する海難事故がありました。この事故で、18日から運用が始まった『Live118』を活用して、乗船していた5人が救助されました。5人にケガはありませんでした。

画像提供:上越海上保安署

救助されたのは、長野県上田市に住む30代から50代の男女4人と、上越市に住む50代男性のあわせて5人です。

19日午前9時前、上越市有間川漁港北方沖で、「プレジャーボートの機関室に浸水が発生したので救助して欲しい」などと118番通報がありました。船には船長を含む5人が乗船し、全員救命胴衣を着用していて、ケガをした人はいませんでした。

上越海上保安署によりますと、プレジャーボートはタイやブリを釣る目的で午前8時半ごろ、5人で乗船し、有間川のマリーナを出港。魚群探知機を使用し、釣り場を探索後、再度機関を前進に入れて微速で航行を開始したところ、機関室の部分から「ボン」という異音とともに機関が停止しました。機関室を確認したところ、浸水していたことから118通報し、救助を要請したということです。

また、上越海上保安署は、通報者のスマートフォンで撮影した映像を運用指令センターとの間で共有することで現場の状況を正確に把握する『Live118』を活用(18日から運用開始)。これにより、海難船舶の浸水状況や事故発生の位置を確認し、現場に急行した後、巡視艇が救助しました。Live118を活用しての救助は九管で初めてです。

上越海上保安署は事故の原因などを詳しく調べています。

画像は上越海上保安署が提供

最終更新日:Sun, 19 Jan 2025 18:18:01 +0900