「詐欺の仕事だとは知らなかった」警察官や検察官を装い現金820万円をだまし取った疑いでマレーシア国籍の男を逮捕

去年8月から9月、複数人と共謀し、警察官などを装って嘘をつき、新潟市の80代男性から現金820万円をだまし取った疑いでマレーシア国籍の男が逮捕されました。

去年8月から9月、複数人と共謀し、警察官などを装って嘘をつき、新潟市の80代男性から現金820万円をだまし取った疑いでマレーシア国籍の男が逮捕されました。

特殊詐欺の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職でマレーシア国籍の男(25)です。

男は、氏名不詳の人物と共謀し、去年8月下旬から9月17日までの間に氏名不詳の人物が複数回にわたって新潟市西区の80代男性の自宅などに警察官や検察官を装って電話をかけて「あなたの口座が不正使用され、犯罪収益かどうか捜査する必要があるので、口座から引き出した現金を預かる必要がある」などと嘘をつき、9月17日に被害男性の家の玄関先に置かせた現金820万円入りの紙袋を男が回収し、だまし取った疑いが持たれています。

警察によりますと、返金されるとの話があったものの連絡が取れなくなったため、被害男性から10月17日に相談を受けた警察が捜査していて、福島で特殊詐欺で逮捕されていた男の関与が浮上し、今回の逮捕に至ったということです。

警察の調べに対し、男は「お金を回収する仕事と聞いていたが、詐欺の仕事とは知らなかった」と容疑を一部否認していて、警察が事件の経緯などを詳しく調べています。

最終更新日:Tue, 21 Jan 2025 19:26:42 +0900