天皇皇后両陛下の前で短歌を披露 “歌会始の儀”で元中学校教員の短歌が入選 80年代と現在の世界情勢重ね「ほとんど変わっていない…やるせない思いに」

皇居では歌会始の儀が行われ、入選した新潟県上越市の元中学校教員の女性の短歌が詠み上げられました。

皇居では歌会始の儀が行われ、入選した新潟県上越市の元中学校教員の女性の短歌が詠み上げられました。

1月22日皇居で行われた歌会始の儀。

『夢』がお題となった今回は、国内・国外から約1万6000首の応募があり、10首が入選しました。

県内からは、上越市の元中学校教員・大堀みきさんの短歌が選ばれ、天皇皇后両陛下の前で詠み上げられました。

【大堀みきさんの短歌】
「『戦争』の対義語は『夢』 生徒らは班学習で 言葉を探す」

教員時代に1980年代のカンボジアの難民キャンプを題材に行った授業を思い出し詠んだという大堀さん。現在の世界情勢と重ね、気付いたことがあると言います。

【大堀みきさん】
「ほとんど変わっていないじゃないかと感じて、やるせない思いになった」

県内からの入選はこれで5年連続となりました。

来年のお題『明』で、作品の受け付けはさっそく始まっています。

最終更新日:Wed, 22 Jan 2025 19:14:30 +0900