1月21日、東京電力と面会した新潟県の花角知事。信頼性については「まだ見極めている状況」とした上で、柏崎市長が知事から東電への“非合理的な要望”があると指摘したことについては否定しました。
【花角知事】
「色々とご努力されていることは認識をしています」
23日、東京電力への信頼性についてこう話した花角知事。
21日、新年の挨拶に訪れた東京電力の幹部と面会し、安全性向上に向けた取り組み状況などの説明を受けました。
【花角知事】
「問題はそれ(取り組み)が、どれだけ県民の皆さんに浸透し、理解をされて、信頼回復できるか。(信頼性は)今の時点で、私はまだ判断をしないというか、まさに見極めているところ」
一方、面会では花角知事が原子力災害や自然災害などにおける防災力の強化へ協力を求める場面も。
【花角知事】
「屋内に退避するときの施設について、もっと強化することが必要ではないかというところは国にも申し上げているし、ご協力をお願いしたい」
しかし、この翌日…
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「(知事からの)合理性に欠くような要望は、“私どもが行うことではない”というような姿勢をしっかり貫いていただきたい」
東電と面会した柏崎市の桜井雅浩市長は「県などから合理的ではない要請も見受けられる」と指摘しました。
これ対して、花角知事は…
【花角知事】
「自然災害でも協力していく、地域貢献していただけると、その地域に立地している企業として。それは“ありがたいですね”と答えているが。具体的な要望をしたわけではない」
いまだ県民への“信の問い方”を明確にしない花角知事。しびれを切らした関係者との気持ちに溝が生まれつつあるのかもしれません。
最終更新日:Thu, 23 Jan 2025 18:59:03 +0900