
知人女性に同意なくわいせつな行為をした罪に問われている元上越警察署巡査部長の男の判決公判が開かれ、新潟地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
不同意わいせつの罪に問われたのは、元上越警察署の巡査部長・高橋範夫被告(61)です。
起訴状などによりますと、高橋被告は去年10月、上越市内の自宅で知人の成人女性を手で抱き寄せたり、押さえつけたりして無理やりわいせつな行為をした罪に問われています。
検察は、被害者が明確に拒否しているにもかかわらず強引にわいせつな行為を続けた身勝手な犯行であるなどとして懲役2年を求刑。
一方の弁護側は犯行に計画性は認められないことや被告が深く反省していることなどを主張し、執行猶予付きの判決を求めていました。
1月24日の判決公判で、石黒瑠璃裁判官は「被害者が明確に拒否の意志を示していたにもかかわらず犯行を強行したことは悪質で被害者に恐怖や苦痛を与えた」と指摘した一方、被告が謝罪文を書き、被害弁償金200万円を払うなど酌むべき事情も考慮するとして、懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
弁護側は控訴しない意向です。
最終更新日:Fri, 24 Jan 2025 18:54:31 +0900