参院選まで半年…与野党“組織固め”に奔走!県議と協力体制築く自民の新人 衆院選での野党連携・勢いつなげたい立憲の現職 参政党の新人も

今年夏に行われる参院選まで残り半年となっていますが、各候補予定者の課題とされているのが組織固めです。この年明けも支持を拡大するために奔走しています。
NST新潟総合テレビ

今年夏に行われる参院選まで残り半年となっていますが、各候補予定者の課題とされているのが組織固めです。この年明けも支持を拡大するために奔走しています。

■自民・中村真衣氏 県議と協力体制構築!全県への浸透図る

1月に開かれた県スポーツ協会の新年会。自民党県議も参加する中…

【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「真衣さんもお越しでございます、どうか歴代の世界で活躍されたみなさん方に会場で思い切り元気の素・パワーのもとをふりまいていただければ」

紹介されたのは、来年の参院選に立候補を予定している中村真衣さんです。

皆川県議:「さらっと回る。名刺持ってる?」
中村氏:「名刺がでも…足りないと思うんです」

元競泳選手で政治は未経験の中村さん。

花角知事:「改めてよろしくお願いいたします」
中村氏:「よろしくお願いいたします」
花角知事:「名刺作ってもらったんだね」
皆川県議:「また、あとでちゃんとお願いに…」
花角知事:「お役に立つかどうかは分かりませんけど」

去年、党本部の公認が決定し、本格的な活動を始めたばかり…。すべてのテーブルへ挨拶に回ります。

【自民党 中村真衣 氏】
「何回も新年会とか参加させてもらっているが、やっぱり1テーブル、皆さんに挨拶するということは今までなかったので」

一方…

出席者:「水泳の」
中村氏:「そうです!昔やっていました」

シドニーオリンピックメダリストとしての知名度は抜群です!

出席者:「あんたが出れば、なんだかんだで我々応援しなければだめだ」
中村氏:「もう、お願いします!」
出席者:「全国区だから頼むよ」
中村氏:「スポーツを盛り上げるためにも頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします」

歓迎ムードに包まれる中村さんですが、去年、県連が候補予定者として絞り込んだ際には、政治経験の乏しさゆえに重鎮県議から厳しい意見も…。

【自民党 石井修 県議】
「誰のためになんのために政治をやるか、これが基本ですから、よく勉強されて頑張ってください」

組織として一枚岩になれるかが課題の一つとなっていました。

それでも、年明けからは県議と県内を回るなど協力体制を構築。全県への浸透を図ります。

【自民党 中村真衣 氏】
「戦いは夏だと思うので、それまでにしっかりと自分ができることを精一杯頑張っていく」

■立憲・打越さく良議員 衆院選での野党連携・勢いを参院選に!

一方、組織固めに課題を持つのは新人だけではありません。

【立憲民主党 打越さく良 参院議員】
「参議院選挙、戦いぬいて、まっとうな政治を進めていく」

1月、街頭に立った立憲民主党の打越さく良参院議員。

支援者:「頑張ってください」
打越議員:「ありがとうございます」

【立憲民主党 打越さく良 参院議員】
「(年が明けて)テンション上がってくる!私だけではなく、やっぱり県民の皆さんも意識されているから『頑張れ』とか声をかけてくださるので、アゲアゲになった。アゲアゲ」

この日は、社民党や共産党など、野党各党と一緒に街頭演説を行いました。すると…

【新社会党県本部 小林義昭 委員長】
「立憲民主党からも野党全体が力を合わせられるように、特段の努力をしていただきたい」

前回の参院選では無所属で出馬し、野党共闘体制で勝利した打越議員。

しかし、今回は立憲民主党所属のため、ほかの野党は手放しで応援しづらい上に、立憲最大の支持母体である連合は共産党と距離を置く姿勢を貫いています。

それでも去年の衆院選では野党でうまく連携し、県内の小選挙区全てで勝利できたことから、打越さんはこの体制と勢いを参院選につなげたい考えです。

【立憲民主党 打越さく良 参院議員】
「5年半前と変わらず、様々な違いを乗り越えて、やっぱり自民党と対峙していく。対峙していかなければならないという市民・各政党の皆さんの思いを改めて感じた。先頭に立たせていただいて、勝利を目指していく、そんな戦いをしていきたい」

このほか、参政党の新人・平井恵里子さんも立候補を表明している新潟選挙区。

参院選までは残り半年…衆院選とは異なり、全県が選挙区となるため、支持拡大に残された時間は多くはないのが現状です。

最終更新日:Sat, 25 Jan 2025 10:00:00 +0900