バックカントリー中に男性2人遭難 雪山に穴を掘り一夜を過ごす 県警ヘリによる緊迫の救助の一部始終【新潟】

今月25日、南魚沼市の八海山でバックカントリースキーをしていた男性2人が遭難し、一夜明けた翌日県警ヘリによって救助されました。緊迫の救助の一部始終を県警航空隊のカメラが捉えていました。
県警航空隊提供

今月25日、南魚沼市の八海山でバックカントリースキーをしていた男性2人が遭難し、一夜明けた翌日県警ヘリによって救助されました。緊迫の救助の一部始終を県警航空隊のカメラが捉えていました。

一面真っ白に染まる雪山。上空からスキー板とストックの一部が確認できます。県警航空隊の隊員が近付くと雪山に掘られた穴の中から人影が見えました。

【県警航空隊員】
「1人ずつ救助するので、立ってもらっていいですか」

男性2人は意識はあり、隊員の言葉にしっかりと応えています。

【県警航空隊員】
「ケガは大丈夫ですか?ひざ?バンザイするようにしてください。脇は締めるように」

今月25日午後3時半ごろ南魚沼市の八海山で「山頂からバックカントリースキーをしていたところ道に迷った」と警察に通報がありました。

遭難したのは東京都に住む50代の男性2人で、警察と消防は一夜明けた26日朝から捜索を開始。県警ヘリが午前8時半頃に、雪山に堀った穴の中で雪や風を凌いでいた2人を発見し救出しました。このうち1人がひざに軽傷を負ったものの2人とも命に別条はありませんでした。

警察によりますとスキーやスノーボード中の冬山での救助要請の件数は、今年に入ってから24日までに5件となっています。警察は冬山に入る際には冬山用の装備を整えた上で、決して無理をしないよう呼びかけています。

最終更新日:Mon, 27 Jan 2025 16:29:16 +0900