今季で営業終了の“スキー場” 祝日で賑わうも惜しむ声…多くの人に愛されてきたローカルゲレンデ「最後の思い出づくりを」 新潟・村上市

2月11日。県内・県外から訪れた多くの人がパウダースノーを満喫していたのは、新潟県村上市にある『ぶどうスキー場』です。

2月11日。県内・県外から訪れた多くの人がパウダースノーを満喫していたのは、新潟県村上市にある『ぶどうスキー場』です。

【訪れた人】
「(Q.雪質は?)最高」

【訪れた人】
「じゃりじゃりだと止めづらくて足が疲れちゃうけど、ふわふわだと滑りやすい」

新潟市中央区から来たという男性は…

【訪れた人】
「車で1時間ちょっとで来られるし、コースも中級向けなので年寄りにはちょうどいい。今年でこのスキー場はクローズになってしまうので、記念に滑ろうかなと」

新潟市内からのアクセスもよく、多くの人に愛されてきたぶどうスキー場。

しかし、近年は降雪が少なく、営業日数を確保できない状態が続いていることなどから今シーズン限りで営業を終了することに。

【村上市観光課観光交流室 村山真一 室長】
「これまで、たくさんご利用いただいた皆様からは惜しまれる声もたくさん聞いている」

今シーズンも雪不足によりオープンが遅れましたが、それでもオープン後は多くのファンが訪れていて、来場者数は昨シーズンの約5200人を上回り、7000人を超えています。

【地元の人】
「市内という身近なところで、友達と一緒に滑れて最高の環境。1年に20回以上は来ていた」

【地元の人】
「小学生のときは毎週来ていた。自分が来ていたところだから、ぜひスキーをやるなら子どもを連れてきたいという気持ちはあったので、連れてこられてよかった」

【子ども】
「ぐねぐねしているところがおもしろい」

中にはヘルメットに小型カメラを装着している客も。

【小型カメラで撮影する人】
「滑りながらぶどうの思い出を刻んでいる。ローカルゲレンデというのは、ローカルゲレンデの良さがあるので、なくなるのはすごく寂しい」

別れを惜しみつつも、訪れた人たちは36年間続いたスキー場のゲレンデを存分に楽しんでいました。

【訪れた人】
「とても悲しい。このぶどうスキー場をいっぱい滑りたい」

【村上市観光課観光交流室 村山真一 室長】
「残りわずかだが、最後の思い出づくりということでお越しいただければ」

ぶどうスキー場は3月9日に最終営業日を迎えます。

最終更新日:Tue, 11 Feb 2025 18:59:38 +0900