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ファンドの投資先としても注目されている観光業ですが、予算案では去年、世界遺産に登録された「佐渡島の金山」を核に、誘客事業を盛り込むなど新潟県も力を入れる方針です。関係者の反応を取材しました。
新潟県の新年度予算案で4億円あまりが計上されたのが、佐渡島の金山の世界遺産登録の効果を活用し、県全体へ誘客を促進する事業です。
【花角知事】
「オール新潟でプロモーションを展開していきたい。交流人口の拡大を県全体で目指していきたい」
国内・国外から観光客を呼び込むためのプロモーション活動を強化するほか、クルーズ船を使った富裕層・少人数向けの佐渡へのモデルツアーの造成を行うとしています。
この予算案に対し、佐渡観光旅館連盟の本間東三夫会長は…
【佐渡観光旅館連盟 本間東三夫 会長】
「いかにお客様を佐渡に呼びこむかということが大事だと思うので、まずPR活動を関東を中心にやっていただければ」
一方、佐渡市では公共交通機関が充実しているとは言えず、レンタカーなどを利用する観光客を受け入れるため、道路の利便性や安全性の向上を図る対策も実施するということです。
【佐渡観光旅館連盟 本間東三夫 会長】
「車がすれ違えるように、歩道の草・道路脇の草、そういったものをきっちりと整備してもらえれば、まだまだいけると思う。県の観光課と我々と、足並みそろえて一生懸命やっていければと思う。期待している」