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桃の節句・ひな祭りを前に、新潟市中央区の旧齋藤家別邸では各家庭で代々受け継がれてきた貴重なひな人形が展示されています。
上品で優美な表情の江戸時代の享保雛に、お茶会を楽しむ遊び心のあるひな人形まで…新潟市中央区の旧齋藤家別邸では、江戸時代から変化してきた約100体のひな人形が展示されています。
【訪れた人】
「うちも女の子がいて小さい時は飾っていたが、もうお嫁に行ったので久々に見た。明るくなる。おひな様いいですね」
【訪れた人(フィリピン出身)】
「初めて見た。フィリピンにはないから」
平安時代に折り紙で作った人形を川に流し、厄払いをしていたことが起源ともいわれているひな人形。当時は男女一対でシンプルな形だったといいます。
時代とともに形を変えながら各家庭で受け継がれてきたひな人形からは、持ち主のこだわりが垣間見えるものも。
明治時代に活躍した古町芸妓の佐藤シンさんが愛蔵していたというひな人形は…
【長谷川珠子アナウンサー】
「よく見ると、化粧台や三味線など芸妓のシンさんにとって身近な品々も小物としてきれいに残っていて、ひな人形へのこだわりや愛を感じます」
ほかにも囲碁や将棋の遊び道具やお茶の道具も残っていて、これだけ良い状態で揃っているのは珍しいといいます。
【学芸員 久保有朋さん】
「色々なものを買い揃えて、自分なりにアレンジする文化があった。昔のものを見ると、個性がよく現れている」
ひな人形の展示は3月16日までです。
最終更新日:Fri, 21 Feb 2025 19:17:16 +0900