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人々の生活に雪が大きく影響する一方で、週末は雪と親しむイベントも開かれました。真っ白な雪の中で大人も子どもも喜ぶ姿がありました。
雪が降りしきり、視界が悪くなっていた22日の小千谷市。
【観光客】
「東京から…ダメ元だったので」
雪原にカラフルな熱気球が浮かぶ『おぢや風船一揆』は大雪の影響で中止となってしまいました。一方で、同じ小千谷市で盛り上がりを見せたのは雪上カルタ大会です。降雪が続いていたことから屋内での開催も検討されましたが、雪と共に生きる小千谷市を子どもたちに体感してもらおうと、屋外での開催に踏み切りました。
「小千谷こいこいカルタ」と呼ばれる大きなカルタ。市内46の地域に受け継がれている「小千谷の魅力や宝」を題材にしています。降り続ける雪にも負けず子どもたちはカルタに向かって飛び込んで行きました。
【優勝した子ども】
「いつも家で練習してきたので、今日こそいっぱい取りたいなと」
一方上越市で開かれたのは「灯の回廊」です。安塚区の会場では棚田の傾斜を活用してろうそくがともされ、白い雪の中にオレンジ色のあかりが浮かびあがります。
【子ども】
「きれい」
地域の人たちが手作りで開催しているこのイベント。例年以上に降り積もった棚田の雪を切り崩して会場を整備するなど、今年の準備は苦労が多くありました。
【安塚区畑野町 小泉敏雄町内会長】
「何とか出来た。ホッとしている。あまりにも今年雪が多いので逆に中止になるかなという感じもした」
地元の努力が、幻想的な世界を作り上げました。また、別の会場では花火が打ち上がり、雪原を華やかに彩っていました。
【観光客】
「こんな雪景色初めて見た。雪に迎えられた感がすごくて厳しい冬の寒さで困っている方もいると思うが(雪国の)良さは広められると思った。アピールどんどんしてください」
例年以上の雪と戦う一方で、観光資源として雪を発信し地域の宝とする努力も行われています。
最終更新日:Mon, 24 Feb 2025 19:22:22 +0900