SNS型ロマンス詐欺で60代男性が約3600万円の被害 SNSで知り合った女性とメッセージアプリでやりとりを重ね…新潟

おととし12月から去年12月までの間に、新潟県内に住む60代男性が現金や暗号資産約3600万円相当をだまし取られる被害にあったことが分かりました。
NST新潟総合テレビ

おととし12月から去年12月までの間に、新潟県内に住む60代男性が現金や暗号資産約3600万円相当をだまし取られる被害にあったことが分かりました。

被害にあったのは、新潟県内に住む60代男性です。

男性はおととし12月下旬、SNSを通じて知り合った女性を名乗るものとメッセージアプリでやり取りを重ねていたところ、その女性から「金の先物取引で安定した利益を確保することができる」などと持ちかけられ、アシスタントの紹介や取引方法について説明があった後、偽の「取引用アプリ」をダウンロードさせられ、暗号資産取引用の口座を開設しました。

去年6月、男性が現金約20万円を相手方から指定された口座に振り込んだところ、偽の利益が取引用アプリに掲載され、男性の口座に少額の振込があったことから男性は女性からの「暗号資産を預ければ増える」などの話を信用し、去年11月までの間、複数回にわたり、合計3600万円相当の暗号資産を指定されたアドレスに送信し、だまし取られました。

その後、男性は相手方から「日本円で約4400万円を引き出せる」などと連絡を受け、現金化しようとしましたが、理由をつけられて引き延ばされた上、12月9日頃に相手方と急に連絡が取れなくなり、「取引用アプリ」も使用できなくなったことで詐欺被害に気づきました。

警察は同様の詐欺被害に遭わないよう注意を呼びかけています。

最終更新日:Sun, 02 Mar 2025 13:15:39 +0900