
来年度末で58年の歴史に幕を下ろす新潟県燕市の看護専門学校で卒業式が行われました。卒業生は「感謝を忘れず、より一層努力していきたい」と医療現場での活躍を誓いました。
3月4日、燕市の県立吉田病院附属看護専門学校で行われた卒業式。
学び舎を巣立つ11人の卒業生に向けて、中村厚夫学校長などがエールを送りました。
【吉田病院附属看護専門学校 中村厚夫学 校長】
「今までは学校の先生方が丁寧に教えてくれたことと思いますが、これからは教えてもらいたいという意欲がないと教えてもらえないかもしれません。ワクワクした気持ちで4月からの仕事に励んでください」
1965年に開校し、その後、准看護師を看護師に養成する学校となった吉田病院附属看護専門学校。
これまで1900人以上の卒業生を送り出しましたが、入学者の減少などから来年度末での閉校が決まっています。
式では卒業生代表の西村彩さんが学校生活を振り返り、医師や看護師・クラスメイト・家族へ感謝の思いを伝えました。
【卒業生代表 西村彩さん】
「たくさんの方々に支えられたことで多くの学びを得られたことと、感謝の気持ちを忘れずに新たな場所でより一層努力していきます」
医療を取り巻く環境も日々変化する中、卒業生たちはこれから始まる看護師生活へ気持ちを新たにしていました。
【卒業生】
「同級生や先生方が支えてくださったからこそ、楽しく実習ができたので、全てが楽しい思い出」
【卒業生】
「業務優先にはなるかもしれないが、患者さん一人一人と向き合って、時間に余裕を待って行動できるようにしていきたい」