
明治安田J1リーグアルビレックス新潟は3月8日、ホームで東京ヴェルディと対戦します。今シーズン開幕から4試合勝利できていませんが、ビッグスワンに集まった多くのサポーターと喜びを分かち合うため、選手たちは初勝利を誓います。
■アルビ 今季“初勝利”に向け最終調整
ニット帽やネックウォーマーを直用するなど、防寒対策をして練習場に現れた選手たち。
【斎藤正昂リポート】
「冷たく強い風が吹き、3月の上旬ですが、寒さを感じる聖籠町のアルビレッジ。8日のホーム第2戦での、今シーズン初勝利に向け、選手たちは前日練習に励みます」
7日は練習の冒頭が報道陣に公開され、ときおり雪の降る中、選手たちは約1時間、ランニングやパス回しなど軽めのメニューで調整を行いました。
【アルビ 樹森大介 監督】
「決してチーム状態が悪いわけではない。そこで勝てないのは、メンタル的にはキツい部分はあるが、いつも通りしっかりやりながら、勝負強さというところを表現できるように、練習では球際のところ、シュートであったら決めきるというところは伝えてきた」
樹森監督が就任し“新潟史上最高” を目指して戦っている今シーズン。
開幕戦は1-1で引き分け、新しいサッカーに手応えを感じる内容だったものの、その後、2連敗を喫します。
■スタメン起用続く長谷川選手 昨季とは違う責任感も
さらに、前節のホーム開幕戦では1点をリードし試合終盤を迎えたものの、初勝利を目前にしたアディショナルタイムに追いつかれる悔しい結果に。
【アルビ 長谷川元希 選手】
「前節は自分の得点で勝たせられなかったので、もう1点取りに行く、2点・3点取りに行くというところを意識して、自分の役割を全うして、チームの勝利に貢献したい」
2年連続、ホーム開幕戦でゴールを決めている長谷川元希選手は、開幕戦から4試合スタメン起用が続いていて、昨シーズンとは違う責任感も芽生えたといいます。
【アルビ 長谷川元希 選手】
「去年とはまたそこも違った感覚で、より悔しいという気持ちが湧いてきている。あのロスタイムの失点は去年から続いているので、またそうならないように、前の選手ならもう1点取って試合を終わらせられるようにしたい」
■サポーターに勝利を「勝ってみんなで喜び合いたい」
今シーズン感じている手応えを、より確かなものにするためにも、まず欲しいのは勝利。
【アルビ 樹森大介 監督】
「勝ってチームとして自信を深めたいという思いが強いので、本当に勝ってみんなで喜び合いたい」
そして、昨シーズンのリーグ戦でわずか4勝しか挙げられなかったホームで、より多く新潟のサポーターとともに喜びをわかちあうためにも、まずは8日の試合での初勝利を狙います。
【アルビ 谷口海斗 選手】
「ホームだし、たくさんのサポーターがいつも来てくださるので、その前で、全員で喜べるようにしっかりやっていきたい」