
東日本大震災の発生から3月11日で14年。原発事故の当事者、東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発でも、地震の発生時刻に合わせ黙とうが捧げられました。
【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「反省・教訓をいま一度思い出し、しっかりと行動に移すという意味で、きょうという日は大変大切な一日だと考えている」
ただ、今年8月にも再稼働への技術的な準備が完了する予定の6号機で3月10日、原子炉建屋の非常用ディーゼル発電機の制御盤室から発煙が確認されるなど、原発への不安を抱かせる出来事も相次いでいるのが現状です。
【市民団体】
「柏崎刈羽原発の再稼働を諦めてください」
11日も再稼働に反対する市民団体が原発からの撤退などを求める申し入れ書を提出しています。
【市民団体】
「トラブルがずっと重なっていったら、これは必ず次の段階の事故につながるというふうに捉えている」
3月11日を原発事故の反省・教訓を思い出す大切な一日とする東京電力。原発への不安の声に真摯に向き合う姿勢が求められます。
最終更新日:Tue, 11 Mar 2025 18:45:17 +0900