東日本大震災から14年…故郷離れ新潟で生活送る人はいまだ1700人以上 当時7歳だった大学生の目標は「いつか震災関係のアニメ作品を」

東日本大震災の発生から3月11日で14年。新潟県内でもいまだ1700人以上が故郷を離れて生活する中、11日は地震発生時刻に合わせ、県内各地で黙とうが捧げられました。

東日本大震災の発生から3月11日で14年。新潟県内でもいまだ1700人以上が故郷を離れて生活する中、11日は地震発生時刻に合わせ、県内各地で黙とうが捧げられました。

14年前の地震発生時刻に合わせて黙とうが捧げられた三条市。

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、1万5900人が犠牲となり、いまもなお2520人の行方が分かっていません。

また、福島第一原発事故により、県内には一時9200人以上が避難。2月末現在で1755人が故郷を離れ、新潟での生活を送っています。

11日、三条市で行われた追悼式典には避難者や市民など20人あまりが参列しました。

避難者代表として献花台に花を手向けた高野光輝さん。震災発生当時は7歳でした。

【避難者代表 高野光輝さん】
「浸水してきたくらいのタイミングの中継を見ていた。子どもなので、その重大さが分かっていなかったが、普通ではないことが起きていると感じたのをよく覚えている」

発災数日後に家族と避難してきてから14年。

現在、21歳になり、新潟市内の大学に通う高野さんには、震災の記憶を風化させないための目標があります。

【避難者代表 高野光輝さん】
「アニメ関係の仕事に就きたいと思い、そういう学校に通っている。いつか震災関係の作品を作れたらいいかなと思っている」

最終更新日:Tue, 11 Mar 2025 18:44:58 +0900