
まだまだ気温の低い状態が続いていますが、新潟県内では春を告げる食材が姿を見せ始めています。佐渡市では養殖ワカメの水揚げが始まり、例年にない豊漁に沸いています。
3月18日、日が昇り始めた午前6時ごろ、佐渡市の鷲崎漁港を出港した船が向かったのはワカメの養殖場。
春の訪れを告げるとされる養殖ワカメの水揚げが始まり、この日は3人がかりでロープを引き上げていきました。
すると、光沢のある褐色のワカメが次々に姿を見せます。
今年は魚による食害もなく、冬の厳しい寒さにより生育に適した水温となったことなどから、例年にない豊漁になっているといいます。
収穫したワカメは300kgにもなり、収穫したワカメで船はいっぱいに…。
【内海府漁業生産組合 本田裕敏さん】
「今年の出来は今まで私がやってきた中で最高。今までにない豊漁ということで毎日腰が抜けるほど仕事をしている。毎日やりたいが、もう間に合わない。乾燥も間に合わないし、干す場所もないので、もういっぱいいっぱい」
うれしい悲鳴が上がったのは、ワカメだけではありません。
佐渡市では17日、530本ものメジマグロが水揚げされたほか…
【漁師】
「217kg」
漁師の間では“春マグロ”とも呼ばれるクロマグロの姿も!
今年度のマグロ漁は漁獲枠もあり、17日で終わりましたが、漁師たちは4月からの新年度に期待感を示していました。
【内海府漁業生産組合 本間信俊 組合長】
「4月から心機一転、メジマグロの大漁を願っている」