
先週落札された備蓄米について政府から集荷業者への引き渡しが3月18日に始まりました。コメの値下がりが期待される一方、大手集荷業者が備蓄米であると表示しないことを求めていることに消費者からは困惑の声が上がっています。
18日に始まった大手集荷業者JA全農への備蓄米の引き渡し。埼玉県内にある備蓄米倉庫から精米工場へ搬出されました。
【高井商店 高井慎二会長】
「要するに逼迫してましたので、それが出てくることによって値段が下がるという期待感はありますね」
新潟市西区のスーパーでは現在もコメの品薄状態が続き、1家族1袋という制限が設けられていました。価格も高騰する中での備蓄米放出。スーパーに届くのは来週以降となる見込みで消費者も期待を寄せています。
【消費者】
「安心なお米が少しでも安く食べられればいいなと思っている」
その一方で…
【高井商店 高井慎二会長】
「備蓄米を表示して売ってはいけないわけでしょ?それとあと令和5年産とかね、そういうコメもあるようですからどうなんでしょうね。それはちょっと心配している」
JA全農が卸売り業者に対し、備蓄米だと表記しないように求めていることが判明。消費者からは困惑の声が上がります。
【消費者】
「はっきり記載されていないというのがなんか不安」
【消費者】
「わからないようにして出すみたいなのをちょっとニュースで聞いたのでその辺がちょっと気になるかなと思っている」
JA全農は備蓄米とあえて表記しない理由について「取り合いになり混乱することを避けるため」と説明。備蓄米の放出による価格の変化だけでなくどのように私たちのもとへ届くのか、不透明な状況は続きます。
最終更新日:Wed, 19 Mar 2025 20:30:00 +0900