東京電力・柏崎刈羽原発 7号機のテロ対策施設の工期遅れは「追加検査が影響」 原子力規制委による追加検査への対応に作業員・資金など割く 新潟

柏崎刈羽原発・7号機のテロ対策施設の工期の遅れについて、柏崎刈羽原子力規制事務所の伊藤所長は、テロ対策の不備を受け、東京電力に対し2021年から行っていた追加検査が影響しているとの見解を示しました。

柏崎刈羽原発・7号機のテロ対策施設の工期の遅れについて、柏崎刈羽原子力規制事務所の伊藤所長は、テロ対策の不備を受け、東京電力に対し2021年から行っていた追加検査が影響しているとの見解を示しました。

東京電力は2月、柏崎刈羽原発・7号機のテロ対策施設について、3月としていた完成予定が4年以上遅れ、2029年8月になると発表しました。

これにより、設置期限の今年10月以降、7号機は稼働できなくなります。

柏崎刈羽原子力規制事務所の伊藤信哉所長は3月25日の会見で、大幅な工期の遅れについて…

【柏崎刈羽原子力規制事務所 伊藤信哉 所長】
「ほかのサイトと大きく柏崎が違うところは、3年間、セキュリティの追加検査でリソースが食われている部分があった」

テロ対策の不備などを受け、原子力規制委員会が2021年から約3年にわたり行っていた追加検査への対応に東京電力の作業員や資金などが割かれていたことが影響しているとの見解を示しました。

また、施設の設置期限は規制側として事業者と意見交換しながら決めたとし、「仮に再稼働していたとしても今年10月に淡々と止めるだけ」と話しました。

最終更新日:Tue, 25 Mar 2025 19:06:13 +0900