
新潟市の新津鉄道資料館にある電車の運転士体験ができるシミュレーターが大幅にリニューアルされ、新潟県内の路線で運転体験ができるようになりました。シミュレーターでどんな景色を楽しめるのか、さっそく記者が体験してきました。
■越後線・信越線…“県内路線”で運転体験!

新たにリニューアルされたのは、新潟市秋葉区の新津鉄道資料館に設置されている電車運転シミュレーターです。
【新潟市 中原八一 市長】
「けっこう速い…」
2014年から導入されていたこの運転士体験は、これまで首都圏を走る中央線のみでしたが、今回、県内を走る越後線や信越線など5つの路線の運転体験ができるようになりました。
【運転士】
「シミュレーターから見る景色と運転しているとき・乗務している際に見える景色が全く同じでとても迫力があった」
実際の運転士も太鼓判を押すシミュレーター。
使われている機器は県内の電車で使用されているものとほとんど同じで、体験では自分の運転したい区間を自由に選んで運転できます。
1回100円で年齢制限なく運転できるということで、さっそく記者も体験してみました。
【記者リポート】
「今まで電車に乗っていても気付きませんでしたが、路線は傾斜がかかっているので、カーブの調整を自分でしなければなりません。シミュレーションですが緊張感が生まれます」
映像はCGではなく、実際に電車に搭載したカメラで撮影されたもので、踏切で停車している車や線路沿いを歩いている人など、運転士さながらの臨場感も味わえます。さらに…
【記者リポート】
「汽笛を鳴らすペダル。踏み切りなどで人がいるときに汽笛を鳴らす体験もできます」
そして、最も難しいのが電車の停止位置の微調整。
【記者リポート】
「残り30mほど…残り138cm。これは館長、いかがでしょうか?」
【新津鉄道資料館 磯部正昭 館長】
「これは合格ライン」
■“来場者の声”で約2年かけリニューアル!

より、リアルなシミュレーターにリニューアルしたきっかけは、来場者の声だったといいます。
【新津鉄道資料館 磯部正昭 館長】
「せっかく新潟に来たのに(シミュレーターが)なんで中央線なの?と言われる方もいて、早く新潟の路線にしたいなと考えていた」
JR東日本などに協力してもらい、約2年かけて実現したシミュレーター。
【新津鉄道資料館 磯部正昭 館長】
「とっても楽しい運転になるので、ぜひおいでください」
体験では2駅分の運転ができますが、休日などは混雑状況によって体験時間が少なくなるということです。
普段乗っている電車も運転席から見ると違った景色を楽しむことができるかもしれません。
最終更新日:Tue, 25 Mar 2025 19:05:13 +0900