
全国に誇りたい新潟のグルメ。今回は店主の強いスパイス愛が生んだ刺激的な麻婆豆腐をご紹介します。
三条市にある『泉食堂マーポー亭』にずらりと並んだスパイス。じっくりと火にかけ、そのスパイスで香りをつけた油で仕込んだのは、刺激的な味わいの特製の肉味噌。
〈特製ホルモン麻婆丼 1300円〉の完成です。
脂の乗ったシマチョウのうまみが溶け出していて、仕上げにしびれる辛さが特徴のホワジャオがかかっています。
【マーポー亭 大橋泉 店主】
「中国語で麻辣香。麻がしびれ、ホワジャオ。辣が唐辛子の辛み。香がスパイスの香り。味の三角形がバランスよく出るようにしている」
こう話すのは店主の大橋泉さん。
【マーポー亭 大橋泉 店主】
「三条スパイス研究所というスパイス料理屋さんで働いていた。(スパイスは)終わりがない旅。探究し続けるものなのだと知った」
組み合わせ次第で表情を変えるスパイスへのこだわりは強く、麻婆豆腐には5種類のスパイスを使用。
【マーポー亭 大橋泉 店主】
「甘い香りのシナモン、しびれのホワジャオ、ちょっと深みのある香りのクローブ、八角はツンとした爽やかな香りが出る」
唐辛子やホワジャオは中国、八角やシナモンはインドから取り寄せているといいます。
【マーポー亭 大橋泉 店主】
「(スパイスは)私の中では世界を行き来して、色々な国で使われているボーダレスな存在。自分もスパイスみたいに色々な人と関わったり、色々な国に行ってボーダレスな生き方ができたらと思っている」
その言葉通り、今年2月には本場の味を勉強しようと一人、台湾へ。スパイスへの強い探究心があったからこそ完成したこだわりの麻婆豆腐です。
【長谷川珠子アナウンサー】
「しびれます。食べるたびに八角やシナモンなど違うスパイスの香りが広がって、スパイスの醍醐味を感じられます」
【マーポー亭 大橋泉 店主】
「壁をつくらずに、スパイスが色々な国の食文化にあるように、興味があったら使ってみようかなとか、身近に使ってほしい」
自分の料理を通してスパイスの魅力を知ってほしい…至高のスパイス料理を追い求める大橋さんの旅はこれからも続きます。
最終更新日:Wed, 28 May 2025 19:03:42 +0900