新横綱・大の里 “土俵入り”を前に「ようやく実感湧いた」 母校ある糸魚川では後援会発足!“第二の大の里”輩出へ「地域発展につなげたい」新潟

5月28日、横綱昇進が決まった海洋高校出身の大の里。29日は土俵入りで締める綱を作る綱打ちが行われました。一方、海洋高校のある糸魚川市では“相撲のまち”を発信すべく、後援会が発足しました。

5月28日、横綱昇進が決まった海洋高校出身の大の里。29日は土俵入りで締める綱を作る綱打ちが行われました。一方、海洋高校のある糸魚川市では“相撲のまち”を発信すべく、後援会が発足しました。

大相撲夏場所で2場所連続優勝を果たし、第75代横綱となった能生中学校・海洋高校出身の大の里。

29日は大の里が土俵入りで締める綱を作る“綱打ち”が行われました。

中学・高校の先輩でもある白熊関など多くの力士の手によって綱が完成。さっそく、真新しい綱を締めた大の里は、恩師でもある海洋高校・相撲部の田海哲也総監督と写真を撮っていました。

そして、師匠の元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方指導のもと、“雲龍型”の土俵入りの練習も行われ、足の運びや手の動きなどを確認しました。

【元横綱・稀勢の里 二所ノ関 親方】
「一番初めにもらった化粧まわしをつけていたので懐かしいと思ったし、それをつけて弟子が土俵にあがるというのはうれしいかぎり」

【新横綱 大の里】
「きょう初めて綱を締めてみて、ようやく横綱となった実感が湧いた。一つの夢が叶うことができて、良い経験になった」

史上最速の横綱昇進が注目される中、28日、海洋高校のある糸魚川市では記念の横断幕やバルーンが掲げられました。

【糸魚川市 久保田郁夫 市長】
「今度は“唯一無二の大横綱”になってもらいたい。そういう願いを込めて糸魚川市民全力で応援していく」

また、海洋高校相撲部の後輩からも喜びの声が。

【海洋高校 相撲部 山本大吾 主将】
「後輩としてすごくうれしいし、身近な先輩だったので驚き」

そんな糸魚川にゆかりある力士や指導者を応援しようと『相撲のまち糸魚川後援会』も発足。

“第二の大の里”輩出へ“相撲のまち糸魚川”を全国にアピールします。

【相撲のまち糸魚川後援会 米田徹 会長】
「市外からも糸魚川の海洋高校(相撲部)を応援したいという声があった。地域の発展につなげていかなくてはいけない」

【糸魚川市民】
「皆さんから応援してもらえるのは、(海洋高校の)OBとして非常にうれしい。今後も応援してもらいたい」

【糸魚川市民】
「(糸魚川市が)これで少し活気づけばいい」

第二の故郷の期待も背負い…大の里は5月30日、明治神宮で土俵入りを披露します。

最終更新日:Thu, 29 May 2025 18:41:52 +0900