
随意契約によって2000円代での販売が始まった備蓄米。コメの価格の動向などについて新潟市のスーパーを取材しました。
【松村道子キャスター】
「新潟市西区のスーパー。こちらの店ではコメの購入について1家族1袋と購入を限定しているように、コメの品薄状態が続いています」
こうした中、店が期待を寄せたのは…
【小泉進次郎 農水相】
「町のお米屋さんの枠、それと中小のスーパーこの枠は別枠で設定をしていく方向で調整をしている」
農水省は5月29日、中小の小売り業者などに対し2021年産、いわゆる“古古古米”の備蓄米の売り渡し説明会を開催。そこで示されたのは…
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「(Q.参加条件が書かれている)年間1000t以上、1万t未満の取り扱い実績。(Q.いちまんの実績は)20~30tくらいなので、年間でまるっきり足りないような状況」
農水省が示す随意契約の参加資格には大幅に足りていませんでした。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「それまではもらえるものだと思って期待していたが、この数字を見たときはちょっとガッカリした。(Q.1000tという線引きはどう感じる?)中小といっても多分、複数店舗、数十店舗とか持ってないと実現できない数字。1店舗とかでやっている方たちにはまるっきり縁のない話」
この店では今週に入り、取り引きしている問屋の1軒から、コメの品薄感から週2回のコメの入荷を1回に減らしてほしいという申し出があったことも影響し、夕方にはコメが売り切れる日が多いといいます。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「これから新米が出るまで新しい問屋さんを見つけられればいいが、それも望みが薄いような状況」
地元密着のこうしたスーパーで続く品薄感。備蓄米の放出が続いても新米の季節まで頭を悩ませる日々が続きそうです。
最終更新日:Fri, 30 May 2025 19:00:17 +0900