
4日午後、長岡市で80代男性がクマに襲われ、首と頭をひっかかれる被害がありました。男性の命に別条はありませんが、クマはその後、逃走していて警察や長岡市が警戒活動を行うとともに注意を呼びかけています。
クマによる人身被害があったのは長岡市栃尾地区です。
4日午後1時半すぎ、見附市に住む80代の男性が山菜採りのために車を降りたところ、クマに襲われ首と頭をひっかかれて出血するケガをしました。
【記者リポート】
「クマに襲われた男性は自ら車を運転し、こちらの会社の玄関までたどり着き玄関で『救急車を呼んでください』と助けを求めたということです」
【近くの住民】
「首にタオルをまいて、額にタオルをまいて全身が血だらけ真っ赤になっていた」
男性は長岡市内の病院に運ばれましたが、男性に意識はあり命に別条はないということです。
クマの大きさはわかっておらず、男性を襲った後に現場から逃げたため、その後の行方はわかっていません。
これを受け長岡市はクマ被害対策本部を設置し、午後4時から会議を開催。住民への注意喚起など今後の市の対応について確認したということです。
現場では警察や猟友会などによる警戒活動を行っています。
今年度県内でのクマによる人身被害はこれで3件目です。県はクマ出没警戒注意報を発表していて、山に入る際には音の鳴る物やクマスプレーを携行することや、単独行動を避けること、作業中はこまめに周囲を確認するなど注意を呼びかけています。
最終更新日:Wed, 04 Jun 2025 18:39:18 +0900