
6月5日も夏日に迫る気温となるなど、これからの時期は暑さなどへの注意が必要です。それは県民の安全・安心を守る警察官も同じ。県警は6月服装に関するルールを変更し、交番・駐在所で警察官が帽子を脱いで勤務することが可能になりました。
新潟市中央区の新潟警察署笹口交番。
交番に戻ってきた警察官が席に着くと、すぐに帽子を外しました。これまでは交番など多くの人に見られる状況で勤務する警察官は屋外・屋内を問わず着用が義務付けられていた帽子。
しかし、警察庁が今年4月、暑さ対策の一環として服装に関する規定を見直したことから、県警も6月2日から交番や駐在所などの室内では帽子を脱いで勤務することを可能としました。
【交番に勤務する警察官】
「外で活動すると、どうしても汗をかいて、ぬれた状態で交番に戻ってくる。『ぬれているな、気持ち悪いな』と思いながら仕事をすると、集中力が続かなかったりするが、それが軽減されるので、とてもよくなったと思っている」
また、これからパトカーに乗りパトロールを行うという警察官が着用したのは、サングラスです。
実は、サングラスについてはこれまでも屋外での活動などでは着用が認められていましたが、警察官のサングラス姿は一般的ではないなど着用のハードルが高い現実がありました。
この現状を変えるため、県警は5月、着用が許されるサングラスを具体的に示すなどして勤務中にかけやすくなるよう働きかけたといいます。
【サングラスをかけた警察官】
「まぶしさが抑えられるので、今まで以上にパトロールに集中できる」
着用するサングラスは警察官によって様々です。
【サングラスをかけた警察官】
「激しい動きにもぶれることがないサングラスを使うようにしている。派手でないものを、皆様に受け入れられやすいものを選んでいる」
警察官が帽子を脱いでいる姿やサングラスの着用はまだ見慣れない光景ではありますが、県警は市民に理解を求めています。
【県警装備施設課 山上仁誉 装備管理官】
「警察官の勤務環境改善。また、暑熱対策というところを総合的に勘案していただいて、住民の方からもご理解をいただきたい」