春高に導いた熱血監督 “育てる力”生かし“バラ”栽培!「バレーもバラも愛情注げば結果出る」 美しさ広まり自宅の庭を開放するまでに 新潟・新発田市

晴天に恵まれた6月5日、新潟県新発田市では200本のバラが見頃を迎えています。育てたのは、かつて高校のバレー部を春高に導いた熱血監督です。

晴天に恵まれた6月5日、新潟県新発田市では200本のバラが見頃を迎えています。育てたのは、かつて高校のバレー部を春高に導いた熱血監督です。

【記者リポート】
「色とりどりのバラが咲き乱れるこちら、実は一般住宅のお庭なんです」

新発田市にある斎藤ローズガーデンでは今、約200種・200本のバラが見頃を迎えています。

この庭を手がけているのが斎藤晴夫さんです。かつて、新発田中央高校・男子バレー部を熱血指導で学校初の春高バレー出場に導いた名監督。

そんな斎藤さんが退任後、情熱を注いでいるのがバレーではなく“バラ”です。

【斎藤晴夫さん】
「合宿で茨城に行ったとき、バラ園で1本のバラを買ってきて植えた。なんときれいだろうと思い、それがバラを植える一番のきっかけ」

栽培の知識はすべて独学。試行錯誤を重ねるうちにその美しさが口コミで広がり、約8年前から自宅の庭を開放しています。

【訪れた人】
「心が和むというか、すごく気持ちがいい。色々(種類が)あって、家では楽しめないものなので素敵だと思う」

この日訪れた人の中には、斎藤さんの教え子であり、斎藤さんの後を継いで男子バレー部監督を務める澤田圭介さんの母親の姿も。

【澤田圭介さんの母親】
「先生が学校にいたときから少しずつバラの栽培をやっていたからね。咲いている一つ一つがとても素敵」

熱血監督時代に培った“育てる力”は今も形を変えて生き続けています。

【斎藤晴夫さん】
「愛情を注げば結果が出たのがバレーボールだったが、バラもそうだった。できるだけ長く、皆さんに喜ばれるようなバラをつくりたい。素人だが、素人なりにやってみたい」

斎藤ローズガーデンのバラは6月いっぱいが見頃。きょうも訪れる人の心を優しく彩り続けています。

最終更新日:Thu, 05 Jun 2025 19:10:07 +0900