
昨年度、過去最大となる46億円の赤字となった新潟県立病院の経営改善に向け6月4日、医療関係者などによる会合が開かれました。県は今年度中に中核病院などの機能を強化して収支改善を図る方針です。
【県病院局 金井健一 局長】
「極めて深刻な事態でございまして、喫緊の対応が必要なものと考えております」
4日、新潟市で開かれた県立病院経営委員会。
県立病院をめぐっては昨年度、過去最大となる46億円の赤字となり、今年度中に26億円以上の収支改善を図らなければ資金が枯渇する見込みとなっています。
【県立病院経営委員会 染矢俊幸 委員長】
「診療報酬の請求とか、そういうところに関する指導を病院局が各病院に対してしっかり行っていくべきだという意見もあった」
会議では収支の改善案などが示され、県は今後、中核病院などの機能を強化して収益性を向上させるほか、地域の実情に合わせ、病床を削減することで収支の改善を目指したいとしています。
【県病院局 金井健一 局長】
「患者さんへの接し方、対応を変えていく、先生方の意識を変える大きな好機、きっかけ、タイミングになると思った。躊躇なく、色々な改革を進めていきたいという決意を改めて持った次第」
病院局は各病院の収支などを可視化・管理することで経営体質の強化も図る方針です。
最終更新日:Thu, 05 Jun 2025 19:12:47 +0900