6月4日午前、新潟市に住む80代女性がキャッシュカード2枚をだまし取られる特殊詐欺（預貯金詐欺）被害に遭ったことが分かりました。市役所の職員を名乗る男からの電話でだまされたという女性。そのやりとりとは…
被害に遭ったのは、新潟市に住む80代女性です。
6月4日午前11時ころ、女性の自宅電話に市役所職員を名乗る男から電話がありました。
職員名乗る男：「還付金に関する書類は届いていますか。」
女性：「届いていません」
職員名乗る男：「12月末ころに送ってますが、届いてませんか」
女性：「届いてません」
職員名乗る男：「期限が迫っているので普段使ってる銀行を教えていただけますか」
女性：「普段使っている銀行は○○銀行です」
職員名乗る男：「それではここからのやり取りは銀行の職員に引き継ぎます」
その後、銀行の職員を名乗る男から電話が…
銀行員名乗る男：「通帳、キャッシュカードを準備して、口座番号、カード暗証番号、口座の残高を教えてください」
（女性がすべて教える）
銀行員名乗る男：「振り込み手続きをするのでこのまま待ってください」
銀行員名乗る男：「カードが古くて口座に振り込みできません」「別の口座は持ってますか」
女性：「持っている」（別の金融機関の口座を伝える）
銀行員名乗る男：「（別の金融機関の）カードも古いので、2枚とも新しいカードにしませんか」
銀行員名乗る男：「封筒に古いカードを入れて記名と押印をして待っていてください。取りに行きます」
女性はキャッシュカードを封筒に入れ待っていると自宅に男が現れ、キャッシュカードをだまし取られたといいます。
同居の家族に相談し、不審に思った女性が直接銀行に行き相談したところ、詐欺被害に気付きました。
お金はすでに引き出されており、2つの口座合わせて約110万円をだまし取られました。警察は同様の特殊詐欺に注意するよう呼びかけています。
最終更新日:Fri, 06 Jun 2025 11:18:35 +0900
