

波の影響で砂浜が浸食され、去年は例年の6割ほどの面積での開設となった新潟県上越市の『鵜の浜海水浴場』。その砂浜が今年、完全復活しました。観光関係者も客足が戻ることを期待しています。
観光関係者や市の職員など20人が参加し執り行われたのは、上越市にある鵜の浜海水浴場の安全祈願祭。
海に酒や塩をまいて清め、海水浴場の無事故などを祈りました。
【大潟観光協会 近藤誠一 会長】
「砂が去年の倍以上入って、夏に向けて万全の体制になった」
その鵜の浜海水浴場をめぐっては去年、冬に吹いた強い季節風の影響で大きな波が押し寄せて、徐々に砂浜を浸食し、コンクリートの護岸がむき出しの状態に。海水浴場のシンボルである人魚像も一時撤去されていました。
約3500tの砂を運び込んで夏には海水浴場をオープンさせたものの、その面積は例年の6割ほど。おととしは2万5000人だった観光客も去年は1万7000人にまで減少していました。
【大潟観光協会 佐野謙一 事務局長】
「(Q.こちら側に砂はなかった?)なかった。ここは進入禁止の柵を設けて、入れないようにしていた」
今年も追加で9000t近い砂を敷きた詰めことで面積が拡大したほか、去年のオープン時には立ち入ることができなかったエリアでも遊べるようになり、海水浴場の砂浜が完全復活しました。
さらに、県の水質調査では最高ランクのAAと評価され、観光協会は客足が戻ることを期待しています。
【大潟観光協会 佐野謙一 事務局長】
「今年はワクワク・ドキドキ止まらなくて、どうやったら来ていただけるかなと思って楽しみ」
期待の声は近くの温泉街からも上がっていて、週末には各宿泊施設で縁日の遊具を設置し、観光客を迎える考えです。
【鵜の浜温泉観光組合 八木健一 組合長】
「鵜の浜温泉は“海と温泉”というキャッチフレーズで今までずっと来ているので、今後、また大いにお客さんの呼び込みに期待している」
鵜の浜海水浴場は7月12日~8月17日まで開設されます。
最終更新日:Wed, 02 Jul 2025 05:00:00 +0900