道に迷っていた高齢女性を助けた高校球児2人「野球で培った気遣い生きた」 表彰糧に最後の大会へ 新潟

新潟市北区の路上で道に迷っている女性を助けた野球部員2人が7月2日、日本高野連から表彰を受けました。部員はこの表彰を糧に、夏の甲子園に向け勝利をつかみたいと意気込みを語りました。
NST新潟総合テレビ

新潟市北区の路上で道に迷っている女性を助けた野球部員2人が7月2日、日本高野連から表彰を受けました。部員はこの表彰を糧に、夏の甲子園に向け勝利をつかみたいと意気込みを語りました。

2日、日本高野連から表彰を受けたのは、敬和学園高校3年の若槻蓮大さんと2年の五嶋輝さんです。野球部員の2人、実は今年2月にも警察から表彰されていました。

【新潟北警察署 佐山富美男 署長】
「適切な対応により人命救助に大きく貢献された。ここに深く感謝の意を表す」

“適切な対応”と評価されたのは今年1月の出来事です。

【記者リポート】
「高校生たちは学校から1kmあまり離れたこちらの海沿いの通りを走っていました。すると、この場所で一人で歩く女性に出会いました」

人気のない海沿いの道で迷っていた70代の女性に自ら声をかけ救助したのです。この行動が社会に貢献するものだったとして、日本高野連からも表彰されることに。

【敬和学園3年 若槻蓮大さん】
「この前も(警察から)表彰されて、たくさんの賞を受け取れてうれしい。びっくりしている」

【敬和学園2年 五嶋輝さん】
「野球というスポーツの性質上、気遣いは大事。それが生かされたのかと思う」

【新潟県高野連 神蔵紀明 専務理事】
「チームスポーツなので、そういう心がけは普段の活動の中でも取り組まれているのかなと思う」

1週間後には夏の甲子園に向けた大会の1回戦を控えている2人。最後の大会となる3年の若槻さんは「次は仲間への声かけでチームを引っ張りたい」と話します。

【敬和学園3年 若槻蓮大さん】
「僕がみんなに頑張って声をかけて、試合でも活躍して勝たせたい」

2人は、今回の表彰を糧に大会での活躍を誓っていました。

最終更新日:Thu, 03 Jul 2025 06:00:00 +0900