金属洋食器の卸売手掛ける会社が破産開始 競合激化による慢性的な業績不振に社員の退職も影響 負債は約5500万円 新潟・燕市

金属洋食器の卸売を手掛ける新潟県燕市の酒井が新潟地裁三条支部より、破産手続き開始の決定を受けた。
NST新潟総合テレビ

金属洋食器の卸売を手掛ける新潟県燕市の酒井が新潟地裁三条支部より、破産手続き開始の決定を受けた。

民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店によると、1962年創業、1977年4月に法人改組した酒井は、スプーン、ナイフ、フォークなどの金属洋食器や業務用厨房用品の卸売を手がけ、ホテルや飲食店を主要顧客としていた。

2002年3月期には年売上高約2億9700万円を計上したが、競合激化により慢性的な業績不振が続き、2024年3月期の売上高は約1億4500万円に減少。代表の高齢化や社員の退職、病気療養も重なり、2024年3月13日付で事業を停止。事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入っていた。

負債は債権者約50名に対し、約5500万円に上っている。

最終更新日:Sat, 05 Jul 2025 09:00:00 +0900