身近な危険に…“クマ”市街地での出没増加 児童が身を守る方法学ぶ「山じゃないから大丈夫という考え持たないで」新潟・新発田市

市街地などへのクマの出没が増加する中、新潟県新発田市の小学校では7月7日、クマの危険性や出会ったときの対処法などについての出前授業が行われました。
NST新潟総合テレビ

市街地などへのクマの出没が増加する中、新潟県新発田市の小学校では7月7日、クマの危険性や出会ったときの対処法などについての出前授業が行われました。

新発田市の東豊小学校で7日行われたのは、市街地などでも出没が増加しているクマに関する出前授業です。

【氏田陽菜アナウンサー】
「身近な危険となりつつあるクマから身を守るための方法について、実演を交えながら説明しています」

身の安全を守るために、まずはクマに遭わないように対策することが重要だといいます。

クマは高い音に敏感なことから、鈴やラジオなどを持ち歩くことが有効です。

もしも、クマに遭遇してしまった時には、クマを刺激しないよう大きな声を出さず、目を合わせながら静かに後ろに下がって逃げるのがポイント。

また、授業では襲われたときに取るべき防御姿勢について児童たちが実際に試しながら学んでいました。

【児童】
「もし、緊急の事態だったら首のところを守るポーズをして命を守りたい」

【児童】
「クマの大きさとか、体重とかを知らなかったのでよかった」

【新発田市農林水産課 下村拓実 主事】
「ここは山じゃないから大丈夫という考えは持たないで、どこにいてもクマに気をつけてもらいたい」

新発田市が企画するこの出前授業は7月と9月に市内の小中学校合わせて9校で行われる予定です。

最終更新日:Mon, 07 Jul 2025 20:30:00 +0900