

飲食店の運営を手がける新潟県上越市の烏まんが新潟地裁高田支部から破産手続き開始決定を受けた。
民間の信用調査会社・帝国データバンク上越支店によると、1954年に八坂神社参道の屋台として創業し、1963年5月に法人改組した鳥まんは、上越市直江津エリアで長年親しまれてきた。「まん」は「萬」を意味し、焼き鳥や餃子、卵焼きなど最大200種類の多彩なメニューを提供し、2000年8月期には年売上高約1億4000万円を計上していた。
しかし、近年は新型コロナの影響で来店客数が減少し、2024年8月期の売上高は約9000万円に落ち込んでいた。さらに、従業員の高齢化や建物の老朽化に加え、能登半島地震により、建物の一部が使用できなくなり、宴会など大口集客が困難に。こうした背景から、2025年4月29日に70年以上の歴史に幕を下ろした。
負債は約9000万円と見込まれている。
最終更新日:Thu, 10 Jul 2025 11:00:00 +0900