

猛暑が予想される中、課題となっているコメの安定供給に向け、新潟県は稲の状態に応じて肥料を適切に使用するなど管理の徹底を呼びかけています。
こうした中、柏崎市ではコメ作りの技術向上を目的にJAえちご中越が稲作塾を開催。ここでJAの職員が次世代を担う農家に指導していたのも穂肥についてでした。
【JAえちご中越技術指導統括 高橋友行さん】
「この着粒数1穂に何個ついているかというのが、これから収量に関わってくる」
穂のもみの数を充実させたり、暑さに負けない丈夫な稲を作るための肥料“穂肥”。
7月11日、その穂肥を散布する時期と量を見極める穂肥診断について、田んぼで実際に稲を見ながら指導していきました。
穂の基となる“幼穂”の長さで穂肥の時期を見極めていくと言います。
【参加者】
「私も田んぼをやっているが、こういった機会がさらなる収量や品質を生むことになるので、今回受講してよかった」
暑い日が続き、コメの生育への影響も心配されますが、穂肥などを適切に行うことで収量を確保できると参加者は自信を覗かせていました。
【参加者】
「収量がちょっと上がる期待が持てる」
【JAえちご中越技術指導統括 高橋友行さん】
「きちっと高温に合わせた肥料、穂肥等をやっていただく。これがあれば今年については収量も品質も確保できると思っている」
JAえちご中越は7月下旬にも稲作塾を開催し、稲の適切な管理を指導していく方針です。
最終更新日:Fri, 11 Jul 2025 22:00:00 +0900