木造建築手掛ける工事業者が破産 若年層向けの小規模な注文住宅を主力とするも新型コロナ禍などで業績低迷 負債は約7240万円 新潟・中央区

木造建築工事を手がける新潟市中央区のタウンRが、新潟地裁から破産手続き開始決定を受けた。
NST新潟総合テレビ

木造建築工事を手がける新潟市中央区のタウンRが、新潟地裁から破産手続き開始決定を受けた。

民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店によると、2001年9月に設立されたタウンRは、20~30代の若年層をターゲットにした小規模な注文住宅を主力とするほか、連棟住宅(タウンハウス)の建築、土地売買も手がけ、新潟市内を主な営業エリアとして、2008年8月期には年売上高約5億6800万円を計上。

しかし、業容は次第に縮小し、2020年8月期の売上高は約1億900万円に落ち込んだ。その後も新型コロナ禍や人手不足により新築物件の受注停止をしたことによって、さらに業績が落ち込み、2024年8月期の売上高は5700万円に半減。工事代金の回収難もあり、資金繰りが悪化し、今回の措置となった。

負債は、債権者約18名に対し、約7240万円に上っている。

最終更新日:Wed, 16 Jul 2025 11:00:00 +0900