まとまった雨降らずダムの貯水量が3割以下に…渇水対策本部を立ち上げ4万6500戸に40%以上の節水を要請「今後も危機的状況」新潟・上越

新潟県上越市は、降水量が少ない日が続き、ダムの水位が低下しているとして、渇水対策本部を設置し、対象地域の住民に節水を呼びかけています。

新潟県上越市は、降水量が少ない日が続き、ダムの水位が低下しているとして、渇水対策本部を設置し、対象地域の住民に節水を呼びかけています。

上越市では今年4月に市内のダムから県営高田発電所に水を引きこむ配管が破断する事故が発生した影響で、市の基幹浄水場である城山浄水場の運転を停止しました。

市はこのダムとは別の正善寺ダムから水を引く浄水場の配水量を増やし、水道水の供給にあたってきましたが、まとまった雨が降らず、正善寺ダムの貯水量が30%を割り込んだとして、15日、渇水対策本部を設置。

高田や直江津など対象地域の4万6500戸に、洗濯の回数を減らすことやシャワーをこまめに止めることなどで、40%以上の節水を呼びかけています。

【上越市ガス水道事業管理者】
「今後もまともまった降雨が見込まれず、水位の回復が望めない危機的な状況となっている。連日の猛暑の中、ご不便をおかけし大変申し訳ございませんが、節水へのご理解、ご協力をお願いしたい」

市は合わせて農地渇水・高温対策本部も設置し、農作物の被害予防に対する支援を行います。

最終更新日:Wed, 16 Jul 2025 12:07:35 +0900