

「コメがまずい」などとする公務中の不適切な発言が問題視されている新潟県上越市の中川市長。「謙虚に取り組む」と反省を口にする中、7月17日は若者の意見を市政運営に取り入れようと、市内の高校で生徒たちと意見交換しました。
17日、上越市の中川幹太市長が訪れたのは関根学園高校。
【上越市 中川幹太 市長】
「ちょっと緊張するような雰囲気だが、リラックスして気さくに色々話していただければ」
若者の視点からの街づくりに対する考えや提案を聞き、今後の市政運営に生かそうと、上越市は市長と高校生との対話集会を開いていて、この日は、まず市が行っている若者向けの取り組みについて中川市長が生徒に説明しました。
【上越市 中川幹太 市長】
「色々な節目があり、上越アニバーサリーイヤーと称し、広く発信して盛り上げをやっている」
今年、合併20周年など様々な節目を迎えるのに合わせ上越市をPRしたいと話す中川市長ですが…
【上越市 中川幹太 市長】
「相手に対する配慮が足りていなかったと思うし、もう少し謙虚に取り組まなければいけなかった」
公務中に自身がかつて住んでいた兵庫県三田市のコメについて「まずい」などと発言し抗議を受けるなど不本意な形で注目されることに。
謙虚な姿勢で少しでも信頼を回復するべく、生徒たちと同じ目線に立ち、車座で意見交換。そんな市長に生徒は地域の魅力づくりなどについて提案しました。
【生徒】
「何目的で来た人が多いのかをグラフにすると、ほかの県や市に住んでいる人が『上越にはこんなところがあるんだ』というのが分かりやすくなるので、来たいという人が多くなると思う」
【上越市 中川幹太 市長】
「どうしたら、よそから来た人にうけるか、どういう準備をしたらいいかということを考える機会が必要なんじゃないかなと思っています。ありがとうございます」
中川市長は慎重に言葉を選びながら生徒からの質問や要望に答えていました。
【上越市 中川幹太 市長】
「皆さんの未来に向けた明るい意見を聞けて、非常に私も元気になりました。ありがとうございます。楽しく人生を歩んでいただければと思っております」
【生徒】
「声が直接市長に届くということは、本当に貴重な経験。若者が活発に活動できる地域になったらいい」
中川市長と生徒の意見交換は今後、市内のほかの高校でも開かれます。
最終更新日:Fri, 18 Jul 2025 05:00:00 +0900