猛暑続き“米の生育”にも影響…品質低下防止へ管理徹底を呼びかけ 懸念される収量減少は「現時点で心配ない」新潟

各地で猛暑日となり、農作物への影響も懸念される中、7月22日、JAえちご中越とその取引先であるコメの卸売り業者など約65社が集まり『えちご中越米懇談会』が開かれました。
NST新潟総合テレビ

各地で猛暑日となり、農作物への影響も懸念される中、7月22日、JAえちご中越とその取引先であるコメの卸売り業者など約65社が集まり『えちご中越米懇談会』が開かれました。

【JAえちご中越経営管理委員会 吉田文彦 会長】
「空梅雨、連日の猛暑ということで、品質低下を招かぬよう指導に当たっている」

22日はJAえちご中越から7月10日時点のJAえちご中越管内での稲の生育状況について報告されました。

【JAえちご中越営農経済部 高橋友行 技術指導統括】
「今は27.5℃以上で(コメへの被害が)甚大というエリアに入っている、これが令和になって毎年(続いている)」

近年高温が続いている県内。今年も葉の緑色が全体的に淡くなるなど、すでに栄養不足とみられる稲への被害が出ているといいます。

さらに、高温が続く今年は出穂期が平年に比べ1日以上早くなる見込みで、JAえちご中越では出穂後は稲の状態に応じて適切に肥料を使用するほか、水管理の徹底を呼びかけています。

【JAえちご中越経営管理委員会 吉田文彦 会長】
「稲の状態を見ながら、追肥を可能なかぎりするようにという指導は現在やっている」

一方、懸念されるのは収量の減少ですが、現時点でその心配はないと話すJAえちご中越。卸売り業者と連携しながらコメの安定供給を目指していく考えです。

【ヤマタネ 岡澤幹浩 米穀部長】
「お客様へ安定供給に今後も努めていきたい」

【JAえちご中越経営管理委員会 吉田文彦 会長】
「今までの生育状況から見ると、この後、大きな天変地異がなければ、ある程度の生産量は確保できる。望まれるコメを許される範囲で、(生産者や消費者に)バックしていきたい

最終更新日:Tue, 22 Jul 2025 19:26:43 +0900