

参院選で全国的に与党に厳しい結果が突きつけられる中、新潟選挙区に立候補した自民党の新人・中村真衣さんも苦しみました。
中村さんは今回、オリンピックメダリストとしての知名度を生かし、刷新感を前面に戦いました。
政治経験がない中、各地域の県議や市議などがフォローしたほか、石破首相をはじめ、連日党本部から大物が入り組織戦を展開。
しかし、選挙期間中に自民党議員の能登半島地震をめぐる不適切な発言が明るみになるなど、党に対する風当たりはより強くなり、陣営関係者からは「自民党の名前を出さず隠した方がいい」という声も聞かれました。
また、去年の衆院選の影響も残りました。
自民党は小選挙区で全敗し、特に1区と2区では次期公認候補となる支部長が不在のままとなっています。
全勝した立憲の衆院議員が各地域で打越さんを強力にバックアップしたのに対し、地域の票固めに万全の体制を築けなかったと言えます。
そして、参政党躍進の影響も受けました。
FNNの出口調査では中村さんが本来取り込みたかった無党派層をはじめ、保守層の一定数が平井さんに流れていたことが分かります。
こうした様々な要因が絡み、今回の結果につながったといえます。
最終更新日:Wed, 23 Jul 2025 15:37:29 +0900