

連日続く猛暑の影響が心配されています。新潟の夏の特産・枝豆にも影響が出ているほか、上越市では水不足が深刻化しています。
7日連続で熱中症警戒アラートが発表された県内。
7月24日、日中の最高気温は新潟市秋葉区で36.5℃となるなど8つの観測地点で猛暑日となりました。
危険な暑さが続く中懸念されるのが農作物への影響です。新潟市西区の特産の黒埼茶豆などを生産する農家は…
【thanksfarm黒鳥 平田和寛さん】
「路面のほうとか、ひび割れがすごい。例年ならここまでいかないレベル。それだけ雨が降っていないということなので、全体的な水分不足は否めない」
このため、例年よりこまめに水やりを行うなどの対応を迫られていると言います。
【thanksfarm黒鳥 平田和寛さん】
「やはりバランスの良い天気になってほしい。週に1~2回雨が降る感じになってほしい」
一方、今年4月に県営の発電所にダムから水を引き込む配管が破断した上越市では城山浄水場の運転を停止。
市はこのダムとは別の正善寺ダムから水を引く浄水場の配水量を増やし、水道水の供給にあたってきましたが…
【リポート】
「ダムののり面は乾いたように白くなっています」
【リポート】
「通常であればこの高さまであるダムの推移がここまで下がっています」
正善寺ダムの貯水量は低下が続き、7月15日には高田や直江津など対象地域4万6500戸に40%以上の節水を呼びかけてきました。
【上越市民】
「降ってもらわないと心配」
それでもまとまった雨が降らず、正善寺ダムの貯水率は7月24日現在で17.3%にまで低下しています。
【上越市ガス水道事業管理者 高橋一之さん】
「このままの状態が続くと、水道水の供給の継続が困難になるという極めて深刻な状況」
上越市は24日、節水を呼びかけている地域の配水量をさらに抑制するため、生活用水を節水対象区域外で給水してもらう取り組みを新たに開始すると発表。
区域外の8施設に7月24日給水スポットを設置し、今後、順次スポットを増やしていく方針です。
【上越市ガス水道局 西山勝寛 局長】
「(正善寺ダムの貯水率が)毎日1%ずつ減少してくる。(Q.8月半ばぐらいには断水に?)可能性としてはそうなるかと思う」
先週梅雨明けが発表されたばかりの県内で水への懸念が広がっています。
最終更新日:Thu, 24 Jul 2025 20:03:22 +0900