

看板の企画・設計・施工などを手がける新潟市北区のT&Mが事業を停止した。今後は自己破産を申請する予定である。
民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店によると、2009年5月に設立したT&Mは、代表の業界経験をもとに営業を展開。内装工事業者や看板製作業者などを得意先に、ホームセンター、ドラッグストア、スーパー、パチンコ店など店舗向けのネオンや電飾看板などの企画、設計、施工を行っていた。
2017年4月期には年売上高約1億3400万円を計上したが、近年は新型コロナ禍の影響で設備投資が鈍化し、2024年4月期の売上高は約7000万円に落ち込んでいた。また、売上を確保するための不採算受注が増加していたことで損益面では欠損が続いていた。こうした中、2024年以降に従業員退職が相次ぎ、事業継続が困難となり、今回の事態となった。
負債は、債権者約44人に対し、約5500万円に上っている。
最終更新日:Thu, 24 Jul 2025 21:00:00 +0900