

新潟県上越市で7月29日、親子で参加する防災教室が開催され、参加した人たちは自然災害について学んでいました。
29日、上越市の地すべり資料館で開かれたのは、小学生の親子を対象にした防災教室。
今は雨が少ない上越市ですが、豪雪地帯も抱え、地すべりの被害に長年悩まれてきた歴史があります。
防災教室はこうした地域に住む子どもたちに災害について学んでもらおうと毎年開かれていて、今回は去年1月の能登半島地震で県内にも大きな被害をもたらした液状化の仕組みを学ぶ実験が行われました。
液状化は水を含んだ砂地盤で起こりやすいため、子どもたちは砂に水を含ませたあと、その上に住宅や信号などを並べ、街を作っていきます。
そして、ここからが実験の本番。
【藤森麻友アナウンサー】
「自分たちで作った街のレプリカを揺らしてみると、このように水が浮き出てきました」
液状化の仕組みを、工作を通して学んだ子どもたち…
【子ども】
「楽しかった」
【子ども】
「怖いなと思った。地震が」
【子ども】
「自分の命を守りたいなと思った」
【保護者】
「災害について、家族と共有できる機会にもなったので、今後も災害について知識を深めていきたいと思った」
【県妙高砂防事務所 廣田直之 所長】
「自分ごととして捉えるような意識の改革、家族で防災について考えて準備していただくきっかけになればと思っている」
児童たちは実験や工作を通し、楽しみながらも自然災害について学び、意識を高めていました。
最終更新日:Wed, 30 Jul 2025 05:00:00 +0900