目指せ未来の科学者!子どもたちが研究所で体験学習 音の可視化・生物の多様性…実験通し“科学のおもしろさ”体感 新潟

科学の世界を身近に感じてもらおうと、新潟市の研究所が子ども向けの科学者体験イベントを開催しました。子どもたちは楽しみながら科学への関心を深めたようです。
NST新潟総合テレビ

科学の世界を身近に感じてもらおうと、新潟市の研究所が子ども向けの科学者体験イベントを開催しました。子どもたちは楽しみながら科学への関心を深めたようです。

7月31日、新潟市西区の保健環境科学研究所で行われたのは、子ども向けの科学体験イベントです。

【県保健環境科学研究所 水戸部英子 所長】
「未来の科学者となる子どもたちに保健環境や環境問題に関心を持ってもらうため、一般公開を毎年開いている」

子どもたちは6つのグループに分かれ、専門家の指導のもと様々なテーマで科学のおもしろさを体験します。

子どもたちのにぎやかな声が聞こえてきたのは“音”について学ぶグループ。ふだんは目に見えない音を発泡スチロールを使って可視化します。

職員:「さあ、どうなった?」
子ども:「真ん中じゃない。端っこだ」

機械を使った実験では、音の高さによって波の形が変わることを学んでいました。

【子ども】
「(研究者は)こんな研究もしているのだと分かった」

【子ども】
「音とか研究してみたい」

一方、別の部屋では…

【記者リポート】
「白衣を着た子どもたちが目を凝らしているのはチリメンジャコ。そこに隠れた様々な生物を探しています」

ピンセットを使ってチリメンジャコの中に隠された小さな生物を熱心に探す子どもたち。楽しみながら生物の多様性を学んでいました。

【子ども】
「大きいのも小さいのもいた」

【子ども】
「ここにいないモンスターを探したい」

また、本物の科学者のような空気が漂っていたのはインフルエンザの簡易検査体験。ウイルスを模した液体を検査キットに垂らす繊細な作業に子どもたちも真剣な表情です。

【子ども】
「ここの小さい場所に垂らす緊張が楽しかった。(Q.科学者のかっこいいところは?)実験をするところ」

本格的な科学の世界に目を輝かせながら楽しんでいた子どもたち。このイベントは来年も実施される予定で、未来の科学者の誕生に期待が高まります。

最終更新日:Fri, 01 Aug 2025 05:00:00 +0900