【甲子園】3大会連続サヨナラ負けの悪夢払拭へ!左右の二枚看板擁し31年ぶりの初戦突破目指す”中越” 13日に関東一と対戦「相手上回りたい」

熱戦が続く夏の甲子園。7年ぶり12回目の出場となる新潟県代表の中越は、13日の初戦で昨夏準Vの関東第一(東東京)と対戦する。直近3大会連続でサヨナラ負けを喫する中、31年ぶりの初戦突破を目指す中越。注目は左腕・雨木と148 km/h右腕・石山の二枚看板だ。中越ナインの特長と注目ポイントを取材した。
NST新潟総合テレビ

熱戦が続く夏の甲子園。7年ぶり12回目の出場となる新潟県代表の中越は、13日の初戦で昨夏準Vの関東第一(東東京)と対戦する。直近3大会連続でサヨナラ負けを喫する中、31年ぶりの初戦突破を目指す中越。注目は左腕・雨木と148 km/h右腕・石山の二枚看板だ。中越ナインの特長と注目ポイントを取材した。

■結束固い中越ナイン!まとめるのは勝負強さ発揮する窪田主将

窪田優智 主将

県大会決勝戦で昨夏の甲子園出場校・新潟産大附属を相手に1点差を争う好ゲームを制した中越。

7年ぶり県内最多タイの12回目の甲子園出場を決めた今年のチームは「お互いに自分の強みを出し合って、結束してまとまっているというのが特長・強みだと思う」と本田仁哉監督は話す。

そんなチームをまとめるのが窪田優智主将だ。チームのまとめ役だけでなく、中越打線の中軸を担う4番バッター。

県大会では約5割の打率を誇り、チーム最多の10打点と勝負強さを発揮。準々決勝の六日町戦では本塁打を放つなど長打力も兼ね備えている。

窪田主将は「得点圏に前の回から最初の方の打順で作ってくれるので、そこは返せるように長打やしっかり単打を狙い打って、流れを読みながらやっていきたい」と意気込む。

■県大会決勝で勝ち越し本塁打!ケガから復帰したキーマン・平沢選手

平澤謙太 選手

また、県大会決勝戦で均衡を破る勝ち越し本塁打を放った平沢謙太もキーマンの一人。

春の県大会期間中に練習で足を負傷し、一時戦線を離脱したが、この夏に復活。支えてくれた周囲への感謝のスイングでチームに勢いをもたらす。

平沢は「狙いを定めた球が入ってきたときは、そこを逃さず一発で仕留められるようなバッティングをしていきたい」と力強く話す。

■左腕・雨木投手 最速140km/hのキレのある直球と制球力

雨木天空 投手

そして、県大会でロースコアのゲームをものにしてきた中越の堅い守備の軸となるのが、中学時代からチームメイトの左腕・雨木天空と右腕・石山愛輝の二枚看板だ。

雨木は最速140 km/hのキレのある直球と制球力を兼ね備えた左腕。春の県大会では4試合中、3試合を完投勝利。

夏の県大会3回戦では強豪・日本文理戦打線を相手に2失点の力投を見せた。

雨木は「ゆったりとしたフォームからぴゅっと来るギャップのある球を投げるのが自分の強みだと思うので、それで甲子園で対戦する打者にも、遅いけど差し込まれるような球を投げて抑えていきたい」と話す。

■右腕・石山投手 最速148 km/hの直球とキレのあるスライダー

石山愛輝 選手

一方、昨秋の大会ではエースナンバーも背負った石山は最速148 km/hの直球とキレのあるスライダーを武器とする本格派右腕。

県大会準決勝では関根学園打線から6回10奪三振の好リリーフを見せた。

「四球を出してしまったら守備の流れ・リズムが悪くなってしまうので、まずは四球を出さないこと、しっかり3人で抑えること、先頭打者をしっかり抑えるということを甲子園でしっかりできたらいい」と意気込む石山。

また、県大会決勝で好リリーフの左腕・遠藤も控えており、投手陣は盤石の体制だ。

■初戦は昨夏の準優勝校・関東第一と対戦「相手を上回りたい」

中越ナイン

県内最多タイとなる12回目の出場となるが、1994年に2勝して以来、甲子園での勝利がなく、直近3大会では、すべて初戦でサヨナラ負けしている中越。

そうした過去も財産と捉え、甲子園の大舞台で中越の力を証明したいと窪田主将は話す。

「本当に勝ちに飢えたチームだと思っている。相手が考えてきたことを上回って、上回ってというところをやっていきたいので、状況を見て判断して事をなすということやっていきたい」

初戦突破への準備は万端。中越は13日の甲子園初戦で昨夏の準優勝校・東東京代表の関東第一に挑む。

(NST新潟総合テレビ)

最終更新日:Tue, 12 Aug 2025 12:57:39 +0900