“日米互いの視点”から平和を考える 山本五十六の出身地・長岡市で市民講座「被害・加害…多角的な視点から学びたい」新潟

日米開戦のきっかけとなる真珠湾攻撃を指揮した山本五十六の出身地・新潟県長岡市で開かれた市民講座。ここで市民が学んだのは、日本の持つ被害者としての側面だけではない歴史です。
NST新潟総合テレビ

日米開戦のきっかけとなる真珠湾攻撃を指揮した山本五十六の出身地・新潟県長岡市で開かれた市民講座。ここで市民が学んだのは、日本の持つ被害者としての側面だけではない歴史です。

【講師】
「日本側から見るか、アメリカ側から見るかというところは一つのポイントになる」

8月12日、長岡市で開かれたのは“ハワイの歴史と日系人部隊”をテーマにした市民向けの講座です。

真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官の出身地で、2012年からハワイのホノルル市と姉妹都市として交流を続ける長岡市。

終戦80年を迎える中、交流事業の一環としてハワイの日系人の戦争への関わりなどを通じ、市民や学生が日本とアメリカ双方の歴史を学んで平和について考えてもらおうと企画されました。

【参加した学生】
「私の祖母も空襲の経験があって、被害の面ばかり学んできたが、アメリカに対してどのようなことをしたのかという加害の面も学ぶというか、多角的な視点から戦争について学びたいと感じた」

講座に参加した学生9人は今年12月にホノルルを訪問し、平和交流を行う予定です。

最終更新日:Fri, 15 Aug 2025 22:00:00 +0900