

柏崎刈羽原発7号機で発生した衛星電話の不具合について、新潟県の技術委員会は8月25日、東京電力と原子力規制庁から説明を受けました。
25日の技術委員会で、東京電力と原子力規制庁が説明したのは、去年11月以降、柏崎刈羽原発7号機で相次ぎ発生した衛星電話の不具合について。
東電が自ら定めた保安規定への逸脱が4回に達したため、原子力規制庁が今年5月から追加検査を行い、すでに検査を終了しています。
【原子力規制庁 実用炉監視部門 志間正和 安全規制管理官】
「7号機は自律的な改善が見込める状態であると、原子力規制庁は認めている」
【県技術委員会 豊島剛志 委員】
「4年3カ月で故障するという実績のあるものについて、4年で交換するというのは安全的なことを考えたときに大丈夫なのか」
技術委員会の委員からは衛星電話の故障を想定した予備設備の数などについても質問が出されていました。
【県技術委員会 小原徹 座長】
「十分説明いただいたと思う。今回のことを一過性のこととせずに、今後ともしっかり安全対策・管理を進めていただきたい」
また、柏崎刈羽原発の稲垣武之所長から再稼働を先行させる方針の6号機について「近々、技術的な準備が整う見込み」であることも説明されました。
最終更新日:Tue, 26 Aug 2025 05:00:00 +0900