医学生の修学資金返還免除“地域枠”来年度は縮小へ 関西医科大「指導医師の確保難しく」廃止で 新潟県

新潟県は医師不足解消のため設定している大学医学部の地域枠について、来年度の定員が12校77人で、今年度と比べ縮小する見通しを発表しました。

新潟県は医師不足解消のため設定している大学医学部の地域枠について、来年度の定員が12校77人で、今年度と比べ縮小する見通しを発表しました。

1日、県が発表したのは来年度の大学医学部の地域枠の見通しです。

地域枠は県が各地の大学と連携し設定していて、修学資金を県などが貸与し、学生は卒業後に県内の指定された医療機関で9年間働くことにより、修学資金の返還が免除されます。

医師不足解消のため県はこれまで連携する大学や定員を拡大してきましたが、来年度は、関西医科大学が、働き方改革により指導にあたる医師の確保が難しいなどの理由から2人の定員を廃止し、全体で今年度から2人減った12校77人となる見込みです。

【県福祉保健部医師・看護職員確保対策課 中丸昌雄課長】
「(Q今後の拡大は)財政負担なども考慮しながら、設置の可能性を探っていきたい」

一方再来年度に向けては、新潟大学が医学部医学科の一般選抜の定員を10人減らし、その分地域枠を増員することを発表しています。

最終更新日:Tue, 02 Sep 2025 12:41:13 +0900